当院の行動指針
行動指針
Ⅰ ホスピタリティ
- いつも笑顔を忘れません。自然な笑顔には、あふれるエネルギーがあります。だからみんな笑顔が好きなのです。笑顔は幸福の結果というより、むしろ幸福の原因といえます。私たちはステージの上にいるのですから、最高の笑顔の自分自身を演出します。
- 誠実こそ宝です。策でもない、命令でもない、号令でもない。誠実こそが人の心を動かします。長い目で見たときには、必ず誠実のひとが勝っています。そして状況がどう変わろうとも、自分の胸中の誠は、誰人も奪うことはできません。
- 自分だけの幸福もなければ、他人だけの不幸もありません。人をしあわせにした分、自分もしあわせになります。患者様に言わせよう、「気持ちよかったー!」、「あなたに会えてよかったー!」と。
- 「気づく」習慣をつけよう。そのためには丁寧に観察することから始めます。何をすれば相手が喜んでくれるだろうかと、いつも考えるクセをつけること。そしてそれを楽しんで行うことが、とても大事なのです。「言われてやる」のではなく、自ら「気づいてやる」ことに大きな価値があるのです。
- すべての人間関係は、当たり前になると崩壊することを、私たちは知っています。感謝を伝えることのできる人は、成長できる人です。「おもてなし」とは、出会った人への感謝の表現です。目の前にいる人は、いつも私たちに課題を投げかけてくれています。
- 目の前の相手をぼんやり見るのではなく、相手の気持ちを見ようとする。なぜこの人はこういう注文をされるのだろう、この患者様は何をのぞんでいるのだろう。相手の半歩先を行きながら働く。小さな感動はそこから生まれるのです。
- 最高の患者サービスを提供するためには、患者様の情報はとても貴重です。私たちにはこれを見つけ、記録する役目があります。記録することで情報という貴重な財産を共有できるのです。
- 患者様が望んでいるもの。専門的な知識と技術は当たり前。さらにプラスアルファの人間性を、望んでいるのです。
Ⅱ チーム
- 「チーム力」が組織運営のカギです。楽しんで、いい仕事をするためには仲間を大切にすることが大事です。孤独感は人の能力を低下させ、信じあえば能力は抜群に上がります。一人ひとりがいかに違う人間か認め合うところからチーム作りが始まります。より強いチームになるためには息がピッタリ合うことが重要ですから、そのための努力をいつも心がけます。
- 私たちは、良き師、良き先輩、良き友人を持ちます。困難にぶつかったら、すぐに相談します。そして行き詰まったら、立ち帰る原点を持ちます。
Ⅲ コミュニケーション
- 組織の課題のほとんどは、コミュニケーション不足から生まれます。ですからミーティングをよく行い、メンバー同士がコミュニケーションを取る時間をたくさん作ります。「報連相」はできていないと自覚している人、その重要性がわかっている人だけがきちんとできます。逆に「報連相」の不十分な人は、できていると勘違いしている人です。ミスはこの勘違いから起こります。
- 「真に聞く」というのは、とても難しいものです。人はだれもが自分の話を聞いてほしいと思っています。自分の話を聞いてくれる人の存在に重きを置きます。大切にされたければ、人の話を受け入れることがポイントです。患者様もメンバー同士でも、友人同士でも、その物語に耳を傾けましょう。
- クレームは、コミュニケーション不足、技術の問題から起きることが多いです。起こった問題は、医院と自分を成長させる貴重な財産です。ひとり占めしないで、メンバー同士で共有しましょう。いったいこの問題はどんな意味があるのか、いったいこの問題の陰にはどんな素晴らしい結末が隠れているのか、と考えてみましょう。
- 言葉が大事です。言葉の使い方次第で、受け手の感じ方はまったく変わります。私たちは、言葉の使い方、選び方、タイミング、場所を、間違えないようになります。パワハラはおこしません。
Ⅳ プロ意識
- 私は知っているつもり、私はやっているつもり、私は出来ているつもり、という「つもり病」に私たちはなりません。なぜなら、社会では、評価は他人(患者様、同僚、業者の方々など)がするということを私たちは知っているからです。
- 私たちは、時間を守ります。時間を守る人は「時間を守ることは大切なことだ」と知っている人です。時間を守れない人は「時間を守る必要はない」と考えている人です。
- 基本は力、継続は力です。勝負を決めるのは、基礎、基本のレベルです。私たちは、基礎、基本の行動を、ほかの人がやらないレベルにまで高めます。
- 私たちに必要なのは、圧倒的なイマジネーションの力(想像力)。目の前の仕事を、最初から最後まで瞬時にシュミレーションできなくてはいけません。そして次の一手を決めるジャッジメントの力(判断力)。さらに実際の処置に必要なテクニカルスキル(技術力)、これらはすべて優れてなくてはなりません。しかし、最も必要なのは、それらをすべて足して、さらに十倍にしたくらいの愛情なのです。
- プロとは、当たり前のことを当たり前にできる人間です。その当たり前のレベルが人によって違います。できる人は、当たり前に、もう一つのプラスアルファがあります。
Ⅴ 職場環境
- 物事が成功するか・失敗するかは、事前の準備にかかっていることが多いです。私たちは、不足なく準備できるようになります。
- 整理整頓をしっかりやりましょう。器具はもとの場所に戻しましょう。そして、ムダ・ムラのない仕事、職場をつくりましょう。
Ⅵ 自己研鑽
- お互い高めあう人々には共通点があります。こころのコップが上を向いていること。約束を守ること。否定的な口ぐせを言わないこと。裏表がないこと。
喜び、喜ばせ上手なこと。人の悪口を言わないこと。欲求不満・怒りの感情をコントロールできること。ありがとうと頻繁に言えること。気持ちよくあいさつができること。
自分の非を認めて素直に謝れることです。
- 人間として、「優れて」いるのは誰でしょう。それは人のこころの痛みを分かち合える「優しさ」を持つ人です。その人こそ、「優秀」な人なのです。優しさは、仕事人としての必須条件です。
- この人なら、仕事をまかせても大丈夫と思わせるもの。それが品格です。品格は、毎日の地道な繰り返しと積み重ねの上に、じわりとでてくるものです。私たちは、自身の感性を磨いて、品格を高めていきます。
- 今までと同じ行動をしていれば、結果は同じだということを私たちは知っています。だから変わるために『今まで以上のことをする』『今までしていなかったことをする』ということに挑戦します。
- 私たちは、プラス思考、ポジティブな発想を持ちます。そのコツは、焦点を他人、過去、環境に当てないで、自分、現在、未来に当てることです。過去と他人は変えられません。変えられるのは、自分と未来だけです。
- そこに気づけ迷った時には、困難な道を選んで進めという言葉があります。苦労は力になる。悩みは知恵になる。悲しみは優しさになる。いちばん苦しんだ人が、いちばん幸せになれるのです。私たちは、困難な道を選びます。
- 何のために働いているのか、どんな人生を生きたいのか。私たちは、自らに問います。そして、生き方、人生のあり方、仕事観を深めていきます。
- 私たちは、心に刻みます。人間の究極の幸せは、人に愛されること・人にほめられること・人の役に立つこと・人から必要とされること。
- 素直、前向き、勉強好き。人生を向上させるため、仕事を発展させるために、この3つはとても大切です。私たちは自らに問います。自分は、素直・前向き・勉強好き、かと。
- ヒト・モノ・コトに心を持っていかれてると、パフォーマンスは落ちます。大事なのは、自分の感情に気づく、気持ちいい言葉、穏やかな態度、いい笑顔、一生懸命を楽しむ、感謝する、応援する、リスペクトする。私たちは、自分のこころを磨き続けます。