矯正治療症例

矯正治療について

診査時の所見や治療計画の方針について

むし歯治療の検査時に上前歯に歯牙腫があることが判明しました。
歯牙腫は乳歯が中々抜けず、永久歯が生えてこないという症状が多く、この患者様もそうでした。
歯牙腫を取り除き、埋まっている永久歯を引っ張り出す必要があり、矯正治療をすることになりました。
歯牙腫除去は基幹病院の口腔外科へ依頼しました。

歯牙腫（しがしゅ）とは、歯と歯周の基となる細胞である歯胚（歯の芽）が形成される際に異常があり、正常に形づくられなかったものです。
『腫』とありますが、厳密には腫瘍とは言えません。

歯牙腫除去後、永久歯が出てくるスペースが足りないため、広げる矯正を行いました。
スペース確保と同時に永久歯が出てくるのを待ちましたが、速度が遅かったため、歯茎を切開し引っ張り出すことにしました。
下りてきた前歯の位置とスペース確保のタイミングが良かったため、最小限の切開ででき、治療期間の短縮となりました。

他には、下顎の犬歯周りが窮屈だったため、下顎全体を広げ、歯並びを整えました。

患者様の声

主訴

• 右下奥歯がむし歯で折れたため治療をしたい。

矯正治療をしようと思ったきっかけ

• 歯牙腫があることが分かったため。

検査時の感想

• 型取りが大変だった。

治療を終えて

• 綺麗な歯並びになって良かった。