矯正治療症例

矯正治療について

主訴

• 上の八重歯が昔から気になっていた。
• 歯磨きしづらかった。
• 歯肉炎によくかかっていた。
• 歯磨き時に血が出ていた。
• サ行が言いづらかった。
• 話す際、よく噛んでいた。

診査時の所見や治療計画の方針について

舌の定位置が低い（喉側に寄っている）状態でした。
そのため、頬の筋肉が内側へ押す力と舌が外側へ押す力のバランスがとれておらず、歯が内側に寄った状態でした。（V字歯列弓）

下顎の歯が前後に重なりあった状態だったため、歯を並べるスペース確保に時間が掛かる見通しでした。
患者様と話し合った結果、右下5番目と左下4番目を抜歯する治療方針となりました。

また、滑舌の悪さは歯並び以外に舌や口周りの筋肉の悪癖によるものもあったため、口腔筋機能療法（MFT）も行いました。

患者様の声

矯正治療のきっかけ

歯の治療で受診した際、歯磨き指導時に矯正の提案を受け、矯正に興味を持ちました。
家族と相談して、矯正治療を受けることにしました。

検査時の感想

• 精密検査でレントゲンや姿勢の写真を撮った時に「歯だけを診るんじゃないんだ！」と思い、驚いた。
• 精密検査自体は想像していたものより辛くなかった。
• シミュレーターで歯がどう動くか教えてもらえ、イメージしやすく良かった。

治療を終えて

• 治療が進むにつれ変わっていく歯並びが自分でも分かって良かった。
• 慣れるまでマウスピースの取り外しが大変だった。
• MFTでは舌の定位置を習得するのに数ヶ月かかり苦戦した。
• マウスピースケースをよく忘れてしまい、その時はティッシュで装置を包んでいた。
• 歯磨き時の出血は徐々に減っていった。
• 歯ぐきの色が赤みを帯びた状態からサーモンピンクに変わっていき嬉しかった。